Appleギフトカードは、iPhone・Mac・AppStore・AppleMusicなど幅広く使えるプリペイドカードです。
しかし「いつまで使えるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
本記事では、Appleギフトカードの有効期限の基本原則から、例外となるケース、注意点までわかりやすく解説します。
Appleギフトカードは「原則として有効期限なし」
Appleギフトカードは、Apple製品の購入からアプリ・音楽・サブスクリプションまで幅広く利用できる便利なプリペイドカードです。
日本国内で発行・販売されているAppleギフトカードには、原則として有効期限が設定されていませ。
Appleの公式利用規約にも「有効期間:無期限」と明記されており、安心して長期間保管できます。
この「無期限」の方針は、チャージ前・チャージ後のどちらの状態にも適用されます。つまり、カードを手元に置いておく段階でも、AppleIDに入金して残高として管理している状態でも、利用期限を気にする必要はありません。
急いで使い切る必要がなく、自分のペースで残高を活用できる点が大きなメリットです。
たとえば
- 少額の残高をアプリや映画の購入に使う
- 複数枚をまとめてチャージし、MacやiPhoneの購入資金として貯める
といった自由な使い方が可能です。
多くのギフトカードが期限付きである中、Appleギフトカードの「無期限利用」はユーザーにとって非常に利便性の高い制度といえるでしょう。
例外あり|有効期限が設定されるケース
Appleギフトカードは基本的に有効期限がありませんが、すべてのカードが同じルールで運用されているわけではありません。
一部のキャンペーン特典や旧形式カードなど、特定の条件で配布・発行されたものには、例外的に有効期限が設けられている場合があります。
このようなカードは、期限を過ぎると利用できなくなる可能性があるため、受け取ったら早めに確認・対応することが大切です。
ここでは、注意すべき代表的な3つのケースを紹介します。
①プロモーション用「コンテンツコード」
Appleや提携企業がキャンペーンや販促目的で配布する「コンテンツコード」には、有効期限が設定されていることがあります。
通常の販売カードとは異なり、これらは特典やプロモーションの一部として提供されるため、利用条件が限定される傾向にあります。
| キャンペーン内容 | 有効期限の有無 | 備考 |
| Apple初売りの特典 | あり(最終使用から10年など) | 条件付きで期限設定あり |
| 学割キャンペーン | なし | 学生限定特典 |
| 下取りプログラム | なし | 買い替え時の還元特典 |
有効期限は、カード裏面やEメール本文に明記されています。記載がない場合は無期限と判断できますが、少しでも不安な場合は早めにチャージすることで、無期限のアカウント残高として安全に保有できます。
②Eメールギフトの「受け取り期限」
AppleギフトカードをEメール形式で贈る場合、受け取り用URLに有効期限(おおむね2年間)が設定されています。
楽天市場のApple公式認定ストアなどによると、購入手続き日から2年以内にURLをクリックして受け取り手続を完了しなければ、コードが無効化されてしまいます。
ただし、URLを開いてコードを受け取り、AppleIDにチャージしてしまえば、その後の残高に期限はありません。
ギフトとして送った場合は、相手に「早めに受け取り・チャージを行うように」と伝えると安心です。
ポイント
- 受け取りURLの有効期限:2年間
- 一度チャージすれば残高は無期限
- 放置するとギフトが失効する可能性あり
③旧形式カード(2013年以前発行)
現在のAppleギフトカードは、AppStoreやApple製品の購入などに共通で使える「統合型」カードですが、以前は目的ごとにカードが分かれていました。
特に、2013年10月以前に発行された「AppleStoreギフトカード」には、「最終利用日から10年」という有効期限が設定されていたケースがあります。
古いカードをお持ちの場合は、まず裏面の記載を確認し、必要に応じてAppleサポートへ問い合わせるのが確実です。
現在の統合型カードは無期限のため、旧カードとの区別を明確にしておくことが重要です。
| 種類 | 発行時期 | 有効期限 | 備考 |
| AppleStoreギフトカード(旧) | 〜2013年10月 | 最終利用から10年 | 一部のみ期限あり |
| AppStore&iTunesカード | 無期限 | デジタルコンテンツ専用 | |
| 現行Appleギフトカード | 2020年以降 | 無期限 | 統合型カード |
古いカードを見つけた際は、使えるかどうかを早めに確認し、失効を防ぎましょう。
Appleギフトカードを安全に使うための注意点
Appleギフトカードは基本的に有効期限がないため、長期間安心して利用できますが、いくつか注意すべきポイントがあります。
利用環境や保管方法を誤ると、思わぬトラブルや利用制限につながることもあります。
ここでは、Appleギフトカードを安全に活用するために知っておきたい3つの重要なポイントを解説します。
①有効期限確認の習慣
Appleギフトカードは原則として無期限ですが、すべてのカードが同じ条件で発行されているわけではありません。
特にキャンペーンや販促用として配布される「コンテンツコード」や、古い形式のカードには例外的に期限が設定されている場合があります。
確認のポイント
- 物理カードの場合:裏面に「有効期限」や「使用期限」の記載があるか確認
- Eメールで受け取った場合:メール本文に期限表示があるかチェック
- 記載がない場合:基本的に無期限と判断可能
受け取ったら、まず期限の有無を確認し、期限付きの場合は早めにチャージしておくことをおすすめします。
②利用地域の制限
Appleギフトカードには発行地域ごとの利用制限があります。
日本国内で購入または発行されたAppleギフトカードは、日本のAppleIDでのみ利用可能です。
そのため、海外のアカウントや他国のAppStoreで使おうとすると、「このコードは別の国のストア専用です」といったエラーメッセージが表示され、使用できません。
注意点
- 日本発行カード→日本アカウント専用
- 米国発行カード→米国アカウント専用
- 海外旅行中や留学中に使う場合は、現地ストアのカードを購入する必要あり
購入時には、必ず「どの国向けのカードか」を確認しておきましょう。
③サービス停止リスクと払い戻し制度
極めてまれなケースですが、Appleの関連サービスが将来的に停止する可能性もゼロではありません。
その場合でも、日本では「資金決済に関する法律(資金決済法)」により、未使用残高の払い戻し手続きが義務付けられています。
万一の際の流れ
- Appleが払い戻し期間を公式サイトなどで告知
- 利用者は期間内に申請
- 残高が銀行振込などで返金される
この制度により、ユーザーの資金は法的に保護されています。
ただし、払い戻し申請には期限があるため、公式発表を見逃さないよう注意しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1.数年前のAppleギフトカードはまだ使える?
A:はい、問題なく使えます。
現在発行されているAppleギフトカードには有効期限が設定されていないため、数年前に購入したものであっても、未使用であれば利用可能です。
ただし、2013年10月以前に発行された「旧AppleStoreギフトカード」など、一部の古いカードには「最終利用日から10年」の期限が設定されているケースがあります。
カード裏面の記載やデザインが古い場合は、Appleサポートに確認するのが確実です。
Q2.Apple初売り特典カードに期限はある?
A:基本的にはありませんが、例外があります。
Appleの初売りキャンペーンで配布されるギフトカードは、通常のAppleギフトカードと同じく無期限で利用可能です。
ただし、一部の特典が「コンテンツコード」として扱われる場合、「最終使用日から10年」などの期限が設定されることがあります。
有効期限の有無は、メール本文や特典の案内ページに明記されています。
不安な場合は、期限切れ前にアカウントへチャージしておくのがおすすめです。
Q3.ギフトURLを放置した場合は?
A:2年で受け取りURLが無効になります。
Eメールで送られるAppleギフトカードには、「受け取り用URL」に2年間の有効期限が設けられています。
購入手続き日から2年を過ぎると、URLを開いてもコードが無効化され、ギフトを受け取れなくなる可能性があります。
ただし、一度URLを開いて受け取りを完了し、AppleIDにチャージしてしまえば、その後の残高は無期限で利用できます。
贈られたらできるだけ早めにチャージする習慣をつけましょう。
Q4.iTunesカードにも有効期限はある?
A:有効期限はありません。
旧形式の「AppStore&iTunesギフトカード」も、基本的に有効期限が設定されていません。
ただし、現行のAppleギフトカードとは用途が異なり、iTunesカードはアプリ・音楽・映画などデジタルコンテンツ専用です。
現在はAppleギフトカードに統合されており、Apple製品の購入やサブスクリプションにも利用できるようになっています。
古いiTunesカードを持っている場合は、利用可能範囲を確認してから使いましょう。
Appleギフトカードは基本「無期限」でも例外に注意
Appleギフトカードは、基本的に有効期限のないプリペイドカードとして安心して利用できます。
通常の販売カードやチャージ後の残高には期限が設定されておらず、いつでも自分のタイミングで使うことができます。
ただし、例外としてプロモーション特典のコンテンツコード、Eメール形式の受け取りURL、そして2013年以前に発行された旧AppleStoreギフトカードには、有効期限が設けられている場合があります。
このため、カードの種類や入手経路によっては、期限を確認することが重要です。判断に迷った場合は、以下のようにチェックしておきましょう。
| 確認方法 | 対応内容 |
| 物理カードの場合 | 裏面に有効期限や利用条件の記載があるか確認 |
| Eメールで受け取った場合 | メール本文や受け取りURLの有効期限を確認 |
| 不明な場合 | Appleサポートへ問い合わせ |
また、特典やキャンペーンで受け取ったカードは、早めにAppleIDへチャージしておくことで、無期限のアカウント残高として安全に管理できます。
このように、基本的には期限を気にせず利用できるAppleギフトカードですが、例外的なケースを把握し、正しく扱うことで、より安心して長期的に活用できるでしょう。